登場人物
年齢:25 / 性別:女 / 身長:142cm

喫茶店『緑飴』の経営者。スーパーで半額シールが貼られたものを沢山カゴに入れた結果、2,000円以上の買い物をしてしまった自分が情けない。
五百木 冬風 (いおぎ ふゆか)
年齢:22 / 性別:女 / 身長:157cm

未虎と話が合う客。夜にスーパーに行くと、真っ先に値引き総菜を見に行こうとする自分が情けない。
喫茶店『緑飴』店内──。
ミトラ「八幡駅近くにあるレッドキャベツで買い物してきたんだが、普段見かけない冷食が置いてあって色々買ってしまったぞ」
フユカ「未虎さん、レッドキャベツではなくマックスバリュエクスプレスじゃないですか?」
ミトラ「あ、そうだ。気が付いたら変わってしまったんだった。店内の什器の配置とかは変わってないから、未だにレッドキャベツと呼んでしまうな」
フユカ「アハハ。そっか、レッドキャベツ懐かしいな」
ミトラ「もう他の店舗も無くなってしまったのだろうか?」
フユカ「小倉は同じくマックスバリュになって、槻田は閉店してドラッグストアモリに生まれ変わりましたね」
ミトラ「なるほどな、槻田の方は昔通ってたから、なんか残念だな」
フユカ「そうなんですね。でも未虎さん、八幡のマックスバリュはレッドキャベツと内装は変わってないと言ってましたが、明らかに変わったところがあるの知ってますか?」
ミトラ「それなんだよなー、天井を突き破っていた恐竜の足が無くなっていたのはすぐ気づいたんだ」
フユカ「はい。お菓子コーナーにあった恐竜の足は見事に撤去されて、レッドキャベツにあった遊び心はイオングループの真面目さに奪われてしまいましたよ」
ミトラ「まあ、あれもお金がかかるから仕方ないのだろう。それとマックスバリュもも大好きな店だ」
フユカ「勿論アタシもです。未虎さんは買い物を楽しむ派ですか?」
ミトラ「ああ、巡って買い物するのが好きだ。目的のものを買うだけには行かないんだよな、店内の構造も楽しんで見ている」
フユカ「分かります。それにしてもレッドキャベツって名称を今でも使ってしまうって気持ち分かります。アタシなんてイオンのことをサティって未だに言っちゃいますから」
ミトラ「それはあまり無いかな」
フユカ「え!」