実際に散歩した内容をわざと写真なしで投稿する企画です。場所についてはGoogle Mapさんの地図を利用しています。
登場人物
年齢:25 / 性別:女 / 身長:142cm

喫茶店『緑飴』の経営者。行橋駅のひとつ前にある小波瀬西工大前駅という駅名が長いなといつも思っている。
五百木 冬風 (いおぎ ふゆか)
年齢:22 / 性別:女 / 身長:157cm

未虎と話が合う客。行橋駅より次の駅に行ったことがないので、その先に何があるのか分かっていない。
11時、行橋駅──。
ミトラ「行橋駅に着いたぞー」
フユカ「近くあるようで遠いですよね、行橋市は」
ミトラ「我々は一度乗り換える必要があるからな。そこも遠く感じる所以だろう」
フユカ「さて、今回の目的はCD探しですね。どこか行く場所は決まってるんですか?」
ミトラ「そうだな、行橋市にはハードオフがあるんだ。五百木はハードオフに行ったことはあるか?」
フユカ「新下関の方で行ったことありますよ。注目はジャンクCDコーナーですよね、これがたまに掘り出し物があったりするので、定期的に足を運んでいますよ。というか行橋にあったんですね」
ミトラ「2020年にオープンしたんだ。頻繁に行かないから、ラインナップは変わったのか確認すべく行橋市にやって来た次第だ」
フユカ「なるほど。ちなみにジャンクCDというワードを初めて聞く人は恐らく『壊れていて再生できないのではないか』という不安があるかも知れませんが、そんなことないですよね?」
ミトラ「ジャンクCDは『検品していない中古CD』と思ったら良いだろうな。実際、今のところ盤面に傷があった試しは無いし、問題なく再生できる。プラケースに傷があったりするが、それは入れ替えれば問題ないしな」
フユカ「そこにケチ付けてる人は中古CD買わないですからね。では早速行きますか」
ミトラ「まあ待て」
フユカ「ん、どうしたんですか?」
ミトラ「このままハードオフで買い物して帰るとすぐに終わってしまうだろう。だから行橋を観光してみないか?」
フユカ「あー、確かに行橋市に来たからには知らないものを知っておきたいですよね。あと、未虎(みとら)さんに『タオルを持ってきてくれ』と言われてたので、銭湯に行くんだろうなとは思ってます」
ミトラ「お、ちゃんと用意したんだな。それはひとまず置いといて、まずはリブリオに行くとしよう」
フユカ「リブリオ……初めて聞く名前だ。では、そこに行ってみますか」
ミトラ「ここがリブリオ行橋だ」
フユカ「へー、リブリオとは図書館のことだったんですね」
ミトラ「行橋市で図書館というとリブリオが有名らしいな。ちなみに五百木(いおぎ)は図書館は?」
フユカ「行きますよ。色んなアイテムを忖度なしで評価する雑誌を読みに行ってますね」
ミトラ「ああ、五百木もアレ読むのか、私も愛読しているぞ。それでは入ってみるか」
フユカ「でも図書館は喋ってはいけない場所なので、会話できませんよ。どうするんですか?」
ミトラ「まぁ、どんな内装か見てみたいからな。とりあえず入るとしよう」
ミトラ(小さなホールとスタジオがあるみたいだな。どうやらセミナーや映画の上映の際に使用するらしい)
フユカ(へー、イベントの広告もたくさんありましたし、行橋市に住んでいる人にとっては大切な場所ですね)
ミトラ(でもリブリオの開館は2020年と、結構最近なんだな)
フユカ(昔からあるのかと思ってました……! 昨年の11月には来館者100万人突破したそうですよ)
ミトラ(なんと、もっと早く行けば我々が祝福されていたのかも知れないな)
フユカ(アハハ……それは難しいでしょうね。1階には小さな書店が併設されていますね)
ミトラ(これは良いな。上の階で本が読めて、ここでは漫画の買い物が出来るとは、本好きには堪らない場所だな)
フユカ(テラスもありますし、気分転換には最適です。素敵なスポットが行橋市にはありますね)
フユカ「とても綺麗な内装でしたね。本が充実していますし、気になる雑誌がたくさんあって羨ましいですね。私たちの街から遠いので、通えないのが残念に思うほどですよ」
ミトラ「確かにな。さて、もう昼だな」
フユカ「はい、お腹が空いてきましたよ。お昼にしましょうか!」
ミトラ「だな! 事前に調べていて気になった店があるので、そこに行ってみるか」
フユカ「未虎さん、しっかりしてますね。何というお店ですか?」
ミトラ「『三德らーめん』という店だ。言うまでもなくラーメン店なんだが、店名は『徳』ではなく『德』だ。德永英明の正式表記と同じだな」
フユカ「お、良いですね。久留米行ったときもラーメンなので嬉しいです。あと德永英明の『英』もくさかんむりが『++』だそうですよ」
ミトラ「そうなのか。だから一部サイトでは上手く表示されず『?永?明』になってたのか」
フユカ「もう德永英明の話になってますね……」
ミトラ「さて、そろそろ到着するぞ」
フユカ「正午だからか、並んでますね。すぐ席につけると良いのですが」
ミトラ「客の回転は早いそうだぞ。食券式だから事前に何を食べるか決めてから入店するとしよう」
フユカ「ですね。早速調べてみます……えっ!? 『味噌おでん』!?」
ミトラ「そう、このラーメン店は味噌おでんが人気なんだ。これが気になっていてだな」
フユカ「中々面白いですね、そして美味しそう! では味噌おでん2つと炒飯とラーメンにします!」
ミトラ「五百木ってよく食べるよな。私はラーメンと味噌おでん2つにするか」
フユカ「並びましたねぇ。席につくまでに20分かかりました」
ミトラ「お腹が空いたなー。久しぶりに列に並んだぞ」
店員さん「おでんはどれにしますか?」
フユカ「卓上にあるお品書きの隣に味噌おでんのラインナップが記載されていますね。どれも気になるなぁ」
ミトラ「では私は大根とごぼう天で頼む」
フユカ「あっ、じゃあアタシは厚揚げとロールキャベツで!」
ミトラ「やー、お腹が満たされて満足だ! 豚骨ラーメンは縮れ麺だったが、食べ応えがあってとても良かったぞ」
フユカ「ですね。チャーハンは香ばしくて美味しかったですし、添えられてた福神漬けで味変が楽しめました。それと味噌おでん……凄く美味しかったです!」
ミトラ「旨かったな! 他のラインナップも気になるからまた行きたいな」
フユカ「是非また行きましょう! さて、ではこれからどうしましょうか」
ミトラ「確かこの辺りに神社があったはずだ、そこに行ってみようかと」
フユカ「そういえば久留米の時は参拝出来ずでしたね、あの時は見つけることが出来なかったアタシたちが悪いのですが。では行きましょうか」
フユカ「ということで参拝してきました。心が落ち着きますねぇ」
ミトラ「ああ。ところで境内を見て回って気になったものがあったのだが」
フユカ「もしかして、こちらの回転する玉ですか?」
ミトラ「そうだ。えーと、どれどれ? 『むすび玉』というのか」
フユカ「名前からして縁結び関連ですかね。この回転する姿、見ていて飽きないですね」
ミトラ「さて、そろそろ行くとしよう。次は銭湯だな。『いずみの湯』というところだ」
フユカ「素敵な名前ですね。ここから歩いてどれくらいですか?」
ミトラ「約3kmだな」
フユカ「……バスか何か使って行きましょうか」
ミトラ「残念だが、この周辺で交通手段は無いんだ。だからおとなしく歩いて行くぞ」
フユカ「ホントに3km歩くんですか?! 40分くらいかかりますよ!」
ミトラ「よし、じゃあ冒険だ!」
フユカ「……まあ、歩くのは慣れてるから良いですけど……」
ミトラ「ようやく到着したぞ!」
フユカ「遠かった……でも良い感じに疲れてるのでコンディションは完璧かも知れませんね」
ミトラ「ハハハ、そう思って歩いたんだ!」
フユカ「……交通手段が無かったから歩いたんじゃなかったんでしたっけ?」
ミトラ「よし、では早速入るとしようか」
フユカ「ガッツリとスルーしますね。えーと、入泉料650円ですか。……650円?! 安くないですか?」
ミトラ「我々が通う最寄りの銭湯のほとんどは900円前後だもんな。この安さには驚きだ」
フユカ「良心的で嬉しいですね。では入りましょう!」
フユカ「良い湯加減でしたね。疲れが取れちゃいましたよ」
ミトラ「そうだな。それにしても、シャワーの調整中が多すぎて、どことなく古さが否めなかったな」
フユカ「年季が入っているのは確かですね……」
ミトラ「だが、良い意味で時代錯誤の古き良き銭湯といった感じが私は好きだ。五百木が言ったように、お湯が気持ち良かったな」
フユカ「アタシも好きですよ。650円で入れるんですから、近くにあったら通いたいくらいですよ。あ、髪の毛乾かしましょうか?」
ミトラ「もう乾かしたから問題ないぞ。というか五百木は私の髪の毛乾かしたがるよな……。では休憩スペースに行ってみるか」
フユカ「自販機やUFOキャッチャー、スロットやマッサージチェアまであって、お風呂上がりはここで楽しめますね」
ミトラ「では、風呂上がりのジュースでも飲むとするか」
フユカ「お、良いですね。……ん、UFOキャッチャーのラインナップがミルモでポンのぬいぐるみですよ、懐かしい! 1回やってみますね」
ミトラ「そういやUFOキャッチャーは難しすぎて最近やっていないな。では五百木がやってるところを見るとしよう」
ミトラ / フユカ『…………』
ミトラ「……アームが掴む気ゼロだな」
フユカ「まあ、これはこれで面白いですね」
フユカ「銭湯に向かう途中で気になったんですよね、京築恵みの郷」
ミトラ「主に生鮮品を取り扱っているみたいだな。地元の野菜や惣菜、あと手作りパンもあるな」
フユカ「なるほど、イオンに入っているわくわく広場みたいなお店ですね」
ミトラ「わくわく広場……? クレイジーパントリーではないのか?」
フユカ「未虎さん、あのお店はわくわく広場に変わったんですよ*1」
ミトラ「そうだったのか! ……あ、話が変わってきているな。せっかくだ、パンでも買うとしよう」
フユカ「本当はお寿司が気になるのですが、帰るまで時間がかかるのでアタシもパンを買います。あとお菓子も買おうかな」
フユカ「やっとコスタ行橋付近に戻ってきましたね……ああ、銭湯で取れたはずの疲れが……」
ミトラ「確かに、往復で6kmだもんな。ということで、商業エリアのコスタ行橋に到着だ」
フユカ「ホームセンターや100均、スポーツ用品店やスーパーまで、様々なジャンルのショップが並んでいて、買い物はここに行けば間違いないですね」
ミトラ「道を挟んだ先のドン・キホーテはよく行ってたな。気になったのはTSUTAYAが入っているこの建物だ」
フユカ「楽市楽座も入っているここですね。気になったと言うのは?」
ミトラ「TSUTAYAの店内に入ってみると分かるが、1階はレンタルコーナーと書店で占めているよな」
フユカ「はい。奥はカードゲームのデュエルスペースですね」
ミトラ「このデュエルスペースがあった場所、元々WonderGOOが入っていたんだ」
フユカ「へー、予約特典の対象店舗でたまに見ますよ、WonderGOO。九州にもあったんですね」
ミトラ「そうだ。だが気が付けば無くなってしまったんだよな。CDも取り扱っていたからたまに見に行っていたんだ。行橋に行く目的のひとつだったが、無くなったのは正直残念だった」
フユカ「そうなんですね、アタシも当時知っていたら行ってたのになぁ……」
ミトラ「ということで、ハードオフに到着だ!」
フユカ「ようやくですね! と言うか、行橋駅の近くだったんですね」
ミトラ「ああ、だから真っ先にハードオフに行ってしまうと、もう帰ることになりそうだからな。色々巡って最後に行こうと思ってたんだ」
フユカ「なるほど。たしかにそれはありますね……そう思うと遠くまで歩いたのは正解ですね」
ミトラ「ちなみにブックオフも入っているが、CD取扱いスペースがあまり広くないので今回はハードオフでの買い物だけにしておくぞ」
フユカ「では、買ったCDは後で話すとして、買い物のくだりはカットしますね」
ミトラ「ということで、帰りの電車に乗ったワケだが……五百木、今回の行橋の散歩はどうだったか?」
フユカ「良い気分転換になりました。行橋は何があるのか分かっていませんでしたが、やはり歩いてみると色んな発見があって、とても楽しかったです!」
ミトラ「それは良かった! では帰るとするか」
フユカ「まだまだ未発見のものがありそうなので、また行橋を散歩しましょう!」
買ったCD紹介
フユカ「ハードオフで沢山のCDを買いましたね」
ミトラ「思った以上に買ったな。ではそのCDを紹介するとしよう」
- Seventh Sense / 屍の王者 / アンプサイ / ASAGI
ミトラ「Dのボーカリスト・ASAGIさんのソロシングルだな。トリプルA面に加えて、通常盤はボーナストラックに"ZERO"が収録されているから、もはやミニアルバムだな」
フユカ「ホントですよ。この後ASAGIさんは浅葱名義で和風路線の作品を作っていきますが、ASAGI名義の作品も今後出すみたいですね」
ミトラ「それと、レコーディングしたミュージシャンが豪華だよな。やらしい話、幾ら使ったのか心配になったな」
フユカ「聴く側は気にしなくて良いとは言え、めっちゃお金かかってますよね……」
- ドラマティック / 彩冷える
フユカ「こちらのシングル持ってなかったんですか?」
ミトラ「表題曲"ドラマティック"自体はベストアルバム『彩冷える』に入っているから持ってなかったんだ。まあ取り扱ってたんで、カップリング曲を聴いてみようと思ってな」
フユカ「"ドラマティック"は徳間時代の中では特に良い曲ですよね。そういやカップリングはどうなんだろう……今度一緒に聴きましょう!」
- COMPLETE COLLECTION II 2010-2012 / Alice Nine (アリス九號.)
フユカ「Alice Nineのベストアルバムですね。この辺りのアリスは随分研ぎ澄まされていたイメージがあります」
ミトラ「「閃光」辺りからShouさんの歌声が艶っぽくなって磨き上げられてた気がするな。それもあってアルバム『GEMINI』は傑作だと思ってる。このベストはその『GEMINI』の表題曲である大作*2と、その辺りに出ていたシングルがカップリング曲含めて収録されているから、とても良い内容だったので買ったんだ」
フユカ「流石に「BLUE FLAME」以降に収録された過去曲のリテイクは未収録ですが、それでも充実した内容ですね」
- -OZONE- (vister) / vistlip
- STRAWBERRY BUTTERFLY (lipper) / vistlip
- Hameln (lipper) / vistlip
- SINDRA (lipper) / vistlip
- Recipe (lipper) / vistlip
- B (豪華ブックレット盤) / vistlip
- 深海魚の夢は所詮、 ~The deep sea fish in the well knows nothing of the great ocean.~ / アーティスト (豪華ブックレット盤) / vistlip
- CHIMERA (豪華ブックレット盤) / vistlip
ミトラ「vistlipのシングルをまとめて買ったぞー。大概はlipperだ」
フユカ「かなり買いましたね。lipperはボーナストラックが入っているタイプでしたよね」
ミトラ「そうだな、まあ通常盤のようなものと思えば良い。タイプは基本、visterとlipperがあるが、バンドコンセプトが視覚*3と聴覚*4なので、visterはDVD付き、lipperはボートラ付きといった感じだな。たまにlipperと通常盤が分かれてる場合もあるが」
フユカ「アタシも買う時はlipperですね。でも今回、「-OZONE-」はvisterを買ってますよね?」
ミトラ「これは「-OZONE-」はvisterとlipperで3曲目が異なるんだ。両方買っても良いと思ったんだが嵩張るのも何なので、青色のジャケットが良いなと思ったのと、"Mr.Grim"という曲名が気になったvisterを買ってみた」
フユカ「なるほど! そして「B」と「深海魚の夢は所詮、」、「CHIMERA」はデジパック仕様の豪華ブックレット盤。こちらはlipperとはまた別ですよね」
ミトラ「だな。これも3曲目が異なるんでどうしようか迷ったんだが、この豪華ブックレット盤はデザインも好きで、手に取った感じがとても良かったんだ」
フユカ「確かに、シングルでも気合の入ったデザインは買いたくなるものですよね。それにしても、vistlipのシングル沢山買いましたねー」
ミトラ「智さんの書く歌詞が物語を読んでいるかのような雰囲気でとても好きなんだ。だからシングルは集めたくて、ハードオフに沢山置いてあったのは嬉しかった」
フユカ「アタシもvistlipの歌詞めっちゃ好きですよ。歌詞が読みたいからパッケージを買いたくなりますよね。歌詞サイトがあるとは言え」
ミトラ「そうなんだよ。やー、CDが沢山買えて満足だ。これからもCD探しの旅をやっていくぞ」