登場人物
年齢:25 / 性別:女 / 身長:142cm

喫茶店『緑飴』の経営者。彩冷えるでAYABIEの曲をリテイクして欲しかったと思っている。
五百木 冬風 (いおぎ ふゆか)
年齢:22 / 性別:女 / 身長:157cm

未虎と話が合う客。AYABIEで彩冷えるの曲をリテイクしなくて良かったと思っている。
喫茶店『緑飴』店内──。
ミトラ「AYABIEの話でもするか」
フユカ「急ですね。どうしたんですか」
ミトラ「何となくだ。思っていることがお互いあるだろうし、先延ばしにするのも何なので改めて振り返ろうと思ってだな」
フユカ「彩冷えるについては解散発表の際にコメントしましたね。その時にAYABIEの話はいつかしようとは言ってましたが、まあ正直、曲は好きですが良い話は無いですよ」
ミトラ「彩冷えるの分裂、AYABIEの活動している様子を私と五百木はリアルタイムで見てきただろうから、思ってることはあるだろう。そして私も良い話はあんまり無いから、これからの話は自己満足ゆえ、読まないことをオススメする」
フユカ「ブログで読まないでくれというのはイレギュラーにもほどがありますが……確かに見ない方が良いかも知れませんね」
ミトラ「彩冷えるを応援していたファンは辟易していたんだ、そしてずっっっと我慢していたんだから、ここで吐き散らかしたいな」
フユカ「言わばドブ浚いですよね。これからAYABIEの話をしますが、体制についての非難が多いです。アメブロだったらアメンバー限定記事にするのですが、はてなブログは指定記事を限定公開にすることができないので……」
彩冷えるからボーカル以外が脱退
ミトラ「ということで、まずは2010年に葵さん(向日 葵)を除く4名の脱退発表からだな。その際の文章を引用させていただくぞ」
この度、「彩冷える」は、円滑なバンド活動を行う為に、別々の活動を進めていく事になりました。
それに伴い「彩冷える」メンバーのうち、夢人・タケヒト・インテツ・ケンゾにつきましては、同じ志を持ち新しいバンドとして今以上に邁進して参りたいと思います。
尚、夢人・タケヒト・インテツ・ケンゾの所属事務所は下記になります。
8月以降の活動及び新ファンクラブにつきましては、詳細が決定しましたら追って発表させて頂きます。
【新事務所】
株式会社DNL
脱退発表コメント引用
フユカ「『ボーカル以外脱退』はヴィジュアル系あるあるとしても言われるようになりましたね、気分は良くないですが。この時点で解散にしておけば良かったのにと思いましたが、葵さんはどうしても彩冷えるというバンドを残したかったみたいですね。徳間ジャパンの契約の都合もあるかも知れませんが」
ミトラ「徳間時代の彩冷えるは確かに葵さんの書く歌詞がストレートなラブソングが過ぎて、みんなが望んでいる"スキマノホシ"や"ヒナタ"の様な歌詞を書かなくなり、私は見限ろうとしていた時期だったな」
フユカ「アタシも歌詞が付いていけなかったからなんじゃないかと思ってますが、脱退理由が抽象的過ぎてよく分かっていません。ところで、当時の個人事務所である『DNL』とは何の略ですかね?」
ミトラ「『デジタルネバーランド(Digital Never Land)』だな。Cubic'「L/R」ock"の歌詞に登場するし、シングル「ミカヅキノキセキ」c/wの曲名でもある。葵さんが考案した名称と思われるので、それをAYABIEが用いる意味はよく分からんが」
フユカ「彩冷えるがよく使っていた『きら星*1』じゃなかった分、まだマシじゃないですか?」
ミトラ「そんな名前あったな。では、脱退発表当時のメンバーコメントが記載されたブログ記事でも見てみるか」
フユカ「涼平さんもコメントを残していますね。あれだけ話題性があったから、涼平さんもスルーするワケには行かなかったんでしょうね」
ミトラ「葵さんのコメントがしっかりしているな。とは言え、洗濯物を投稿した記事の後にコレだから、洗濯物事件と言われるようになってしまったのは気の毒だよな」
フユカ「『彩冷える』と検索すると『洗濯物事件』が出てきますからね。では次に脱退発表の後に改めてブログ更新したメンバーのコメントを見てみましょうか」
ミトラ「脱退せざるを得なかった感を出しているな」
フユカ「あの発表の時、脱退メンバーはみんなそんな雰囲気出してましたね。と言っても葵さんは寝耳に水だったそうなので、ちゃんと話し合っていないのがバレバレですが」
ミトラ「で、その脱退発表してからメンバーはバンド名を発表する前にバンドの公式ホームページを公開していたが、寒色を用いて彩冷えるの音楽にあった冬の冷たさを引き継ごうとしていたのかと思っていたな。で、URLは個人事務所のDNLだったから、バンド名は何になるのかまだ分かっていなかった」
新バンド名『AYABIE』発表
フユカ「脱退発表から約1ヶ月後に新バンド名を発表しましたね。それが『AYABIE』。リアルタイムで見た時は、正直ドン引きした記憶があります」
ミトラ「そのバンド名発表についてのメンバーコメントは以下だな」
フユカ「新バンド名をAYABIEにした理由が『彩冷えるとしての活動をやり切れていなかったから』だそうですね」
ミトラ「日本だから彩冷えるとAYABIEを区別することは出来るが、海外だったら一緒になるだろう、それを分かっていたのだろうか。私が葵さんだったら怒るけどな」
フユカ「でも怒るに怒れなかったんでしょうね。というかそもそもアヤビエという名前を考えたのは涼平さんですよね。司令塔が居ないうえに分裂したバンドが名前を使い続けるって、考えてみたら大人がやる行動か? と疑問符が溢れ出て仕方がないですよ」
ミトラ「そんな彩冷えるとAYABIEについて、涼平さんと葵さんのコメントは以下だ」
フユカ「結果、彩冷えるは新メンバーを迎え入れるという選択肢をせずに、無期限活動休止を選びます。その後、葵さんは168 -one sixty eight-というソロ活動を行いますね」
ミトラ「168の歌詞は徳間時代の彩冷えると異なっていたから、応援していたな。まあ、その話は一旦置いておくか」
フユカ「ですね、また今度話しましょう。AYABIEはバンド名発表してすぐにフルアルバムのリリースも発表しましたね。作っている曲は30を超えているという話もインタビューでしていましたね」
ミトラ「活発的なのは良いことだが、そのアルバム名とライブタイトルが『Virgin Snow Color -2nd Season-』だったな。彩冷えるのファンなら説明不要だが、『バージンスノーカラー』は涼平さん脱退後の彩冷えるが最初にリリースしたフルアルバムだ。それもあるから心機一転という意味で改めて用いたのだろうか」
フユカ「それもあってホームページは寒色を用いていたのでしょうか。それと、アタシはそのタイトルを見て思ったことがあったんですよ。『葵さんが居ないその体制で冬の冷たさを伝えることができるのか?』って」
ミトラ「まあでも考えていたら『バージンスノーカラー』は冬をテーマにしているワケではないから、そこまで気にする必要はないのではないか? "ancient-tree"のような冬曲は葵さん以外が歌うことは確実に不可能だが」
フユカ「それと、ボーカルはどうするのだろうと思っていましたが、専任ボーカルを迎え入れることはせず、夢人さんがパートチェンジ*2というかたちで担当しましたね。で、視聴したらビックリしたというか……良い意味でも悪い意味でも。歌が上手すぎますよね」
ミトラ「ボーカリストとして活動したかったのでは? と思ってしまうほどに上手いよな。ただ、ボーカルをとるようになった経緯についてはブログに記述があるな」
フユカ「ボーカリストということで作詞も担当していますが、これについては期待していました。夢人さんは彩冷える以前に活動していたバンド『そろばん』では、ほぼ全て作詞していましたし*3、その歌詞はどれも好みでした」
ミトラ「確かにAYABIEの歌詞はどれも良いよな。それと彩冷えるの名前を引き継いだとは言え、バージンスノーカラーも使っている時点で引っ張られているし、葵さんを追い出したようにも見えるんだよな」
フユカ「あの発表を見た時点で空回りしている気がするなとは思ってました……。で、次に発表したシングルは「Melody」ですね。捻りのないタイトルではありますが、曲はとても良いですね」
ミトラ「カップリング曲に"0010101.0"があるな。言うまでもなく彩冷えるの"0010*4"と"0010101*5"のセルフオマージュだ。で、彩冷えるの頃からコテ系のような企画バンドがあったが*6、AYABIEでもDEATHBIEとして始動したよな」
フユカ「ありましたね。要はcali≠gariでいうLa'royque'de zavy、DaizyStripperでいうFrantic EMIRY*7みたいなバンドですよね。メンバーは夢人さんが『山田です。』、タケヒトさんが『アルプス』、インテツさんが『鴉』、KENZOさんが『D.novem』という変名を使用していましたが、激寒でしたね……」
ミトラ「確かに夢人さんの変名は寒いが、それに関してはLa'royque'de zavyのメンバー名も寒かったではないか*8」
フユカ「そうですけど……覆面バンドはそういうものなのでしょうか。そのDEATHBIEはシングルを発表しましたが、タイトルは「鮮血ノMARIYA」……MARIAではないところが空回りしてますね。あとカップリングの曲名が寒すぎます」
ミトラ「通常盤のジャケはコテ系というより、AMORPHISの1st(THE KARELIAN ISTHMUS)っぽいよな。聴いたのだが、夢人さんが歌声を耽美派に寄せていて、悪くはないが企画ものの枠だなという感想だ」
メジャーデビュー
フユカ「AYABIEを始動して約1年後に、トイズファクトリーからメジャーデビューをしましたね。ちなみにDEATHBIEは並行することなく、メジャーデビュー前に終了したそうです」
ミトラ「シングル曲である"流星"は『和風』という話だが、二胡を取り入れたオリエンタルな楽曲で、和とは異なるな。だがこれがとても良い曲だ」
フユカ「AYABIEは体制が空回りしているだけで、曲はどれも良いんですよね。続いて「メリーゴーランド」、「覚醒シュプレヒコール」と、開放されたかのように良曲を連発しますが、この間になんか嫌な茶番をやってましたよね」
ミトラ「あのエイプリルフールネタだな。発表したアー写がノーメイクとグラサンで、メンバーが『EXILEさんに憧れて再スタート』みたいなことを言い、それを真に受けた彩冷えるファンが『そんなので彩冷えるの名前を継がないで欲しかった』とリプライを送ると、『ごめんね、EXILEさんに憧れて』と返信していたな」
フユカ「あれは面白くなさすぎましたよ。メンバーの中では『なんちゃって!』とネタバラシして、ファンを安心させようという魂胆だったんでしょうけど。AYABIE本人は気付いてなかったのでしょうか」
ミトラ「これはエイプリルフールとは無関係でだいぶ後の話なのだが、レイヴが新曲のテーマに合わせるために、ボーカルが逮捕されたという嘘のくだりをやっていただろう。あれでRAZORの剣さんは『ヴィジュアル系がこんなことをするのか?』とおかんむりだったが、それを思い出したな」
フユカ「ありましたね。けどAYABIEってあまり非難されていなかったじゃないですか」
ミトラ「それはAYABIEのネタが単純につまらなかったからだろう」
フユカ「ですね……仮に葵さんがエイプリルフールネタをしたとしてもこんなことやりませんし、ファンを喜ばせることをするはずです」
ミトラ「このAYABIEのエイプリルフールネタで喜んだファンは恐らくだが1人として居ないだろうな。その後はフルアルバム『ANSWER』を発表したが、いかにもなタイトルだ」
第一期終了、新メンバー加入
フユカ「そのアルバムツアーの後、AYABIEは活動休止を発表しました。第一期終了とのことですが、メンバーチェンジではないのでcali≠gariのようなことではないですし、第二期がどうなるのだろうと思ったのですが*9、約4ヶ月後に新メンバー・泰斗さん(藤原泰斗)加入の発表がありましたね」
ミトラ「これに関しては批判覚悟のアクションとのことで、当然彩冷えるを応援していたファンはそこそこ立腹していたが、私は怒るまではなかった。確かに音楽制作と演奏でキーボードは重要だし、彩冷えるとは異なるぽっと出のメンバーだが今後に期待してみようかと思っていたな」
フユカ「cali≠gariやムックのようにサポートとしてではなく*10、正式メンバーというところ。批判覚悟のうえということで決断は容易ではないでしょうから、アタシは見守るだけ見守っておこうと思いましたね」
ミトラ「泰斗さんが加入したことで、彩冷えるを応援していたファンのほとんどは『もう彩冷えるに戻ることはないんだな』と思ったそうだが、私は新メンバーが加入したことで『この5人で長く続くのか?』と思ったな」
フユカ「未虎さんの読み通り、数ヶ月後にKENZOさんの脱退が発表されましたね」
KENZOさん脱退、4人体制で活動継続
ミトラ「私としては、泰斗さんが1対4のアウェイになってしまうのではないかという心配をしていたんだが、脱退をしたのはKENZOさんだったんだよな。そこは驚いたぞ」
フユカ「そこでアタシは『KENZOさん、気付いたのかな?』と思ってしまいましたね。ファンはKENZOさんがやっている別プロジェクトに専念するから脱退したのではないかと思っていたそうですが、本人は否定していますね」
ミトラ「AYABIEは残った4人で活動することになり、シングル「SPLASH」、「夏、夜の夢 花と散る」を発表。年末にはシドの楽曲"妄想日記"を他のアーティストがカバーする企画に参加したな*11」
フユカ「ジャケットデザインはシドが結成当初に出したMD「吉開学 17歳(無職)」をパロディにしていますが、どうしてこれを再現しようとしたのでしょうか。メルカリで騙される人多そうだなと思ったほどですよ」
ミトラ「メルカリは当時2013年に始動したばかりだから、そこまで影響はなかったみたいだけどな。特に夢人さんがマオさんと交流が深いらしいが、ウケ狙いでやったのではないか? 企画ものだし」
フユカ「なるほど……収録内容についてですが、他のバンドは自身の楽曲をc/wとして収録していますが、AYABIEの場合は何故か同曲のメンバーアレンジ版を4曲収録していますね。改めて聴きますか?」
ミトラ「いや、それはMoranのカバーと共に感想を言うとしよう。あの収録内容を見た時は正直、空回りしてるのではないかと思ったのだがその予想は当たっていて、インテツさんのバージョンがスベっている気がするんだよな……」
フユカ「カバーでスベるって、シドへのリスペクトというより、お遊び企画といった感じですかね。妄想日記という原曲を忘れて聴けば悪くはないんですけどね……で、このカバーシングルが最後の一般流通音源になってしまいましたね」
ミトラ「ああ。夢人さんとインテツさんの脱退が発表されたな」
夢人さんとインテツさん脱退、2人体制で活動継続
フユカ「脱退理由は抽象的ですが、気付いたのではないかという感じですね。この脱退発表を見たファンはショックを受けたのでしょうか」
ミトラ「どんなリアクションだったか、もうAYABIEを応援していた人も含め彩冷えるを知っている人は苦笑していたな」
フユカ「彩冷えるであの脱退をしてAYABIEでこの様を見せられて、ファンはもうショック受ける気力すらなかったでしょうね。ちなみに葵さんはこの脱退に関して、コメントは一切寄せていません」
ミトラ「それでもタケヒトさんと泰斗さんはAYABIEを続けることを選んだな。ボーカル不在だから音源のリリースは無いままライブ活動を続けていたそうだ」
フユカ「サポートボーカルは解放区で活動している杏さんと、音楽プロデューサー等で活動している元DIAMOND☆DOGSのTAKAさんが参加していたみたいですね。ちなみにボーカリスト加入について考えていたみたいですが、白紙になったそうです」
ミトラ「並行して始動したプロジェクトの『FairyTale』はタケヒトさんがリスペクトしているボーカリスト、越中睦士さんとのユニットだが、どうやらそのプロジェクトは現在活動していないようだ」
フユカ「そんな中、突如彩冷えるに関するアナウンスがありましたね」
ミトラ「ベストアルバム『彩冷える』のリリース発表だな。これはバージンスノーカラー以降の彩冷えるの音源をファンが投票して選曲された作品で、葵さんとタケヒトさんがリリースイベントを行ったな」
フユカ「キャスティングについては、楽曲投票1位である"サヨナラ"の作詞作曲者だからですよね。それにしても偶然ではありますが、彩冷えるとAYABIEの残ったオリジナルメンバーですね」
ミトラ「ホントだな。AYABIEはライブ活動を続けていたのだが、2015年の夏に泰斗さんが脱退を発表し、ついにタケヒトさん1人になってしまったな」
泰斗さん脱退、メンバーはタケヒトさん1人へ
7月31日のライブをもって僕はAYABIEを脱退します。突然の発表でごめんなさい。約2年半、たくさんの声援をありがとうございました。みんなのおかげでここまでこられました。感謝しかありません。残りわずかですが、最後までよろしくお願いします。
— 藤原泰斗/TaitoFujiwara (@taito_key_94) 2015年7月11日
フユカ「彩冷えるでは葵さんが1人、AYABIEではタケヒトさんが1人。これについては流石にキツかったですよ」
ミトラ「ああ、コレに関してはヴィジュアル系のファンは指さしてゲラゲラ笑っていたからな。私はAYABIEの体たらくに辟易していたとは言え、この有様を見た時は『好きだった彩冷えるをメンバーがダメにしてしまった』という気持ちしかなく、結構ツラかった」
フユカ「アタシも当時、葵さんの歌声もAYABIEも聴けなくなり、彩冷えるもAYABIEも瀕死になっていて、どうしようもないと思いながら見つめることしかできませんでした」
ミトラ「それでもタケヒトさんはAYABIEを続けることにしたんだよな。理由を要約したら、『2010年の脱退騒動で、みんなが応援していた彩冷えるをなくしてしまったのは間違いない。AYABIEを続けているのは彩冷えるに戻したいから』とのことだ」
フユカ「タケヒトさんはAYABIEを始動した当時、どんな気持ちだったのでしょうか。最初から複雑な気持ちでやっていたのか、途中から背信であると気付いたのか……分かりませんが、崩壊した彩冷えるに向き合っているということを知りました」
AYABIE活動終了、彩冷える活動再開へ
ミトラ「そのAYABIEだが、2018年8月に正式に終了することを発表したな」
フユカ「どうやらAYABIE結成について、当時は批判は気にしていなかったみたいですね。確かに批判を気にしていたら続けることはできませんから、当然ではありますが」
ミトラ「タケヒトさんは9月に合同会社Cold Colorを設立、Cold(=冷える)とColor(=彩)から分かるように社名に彩冷えるを用いていることから、タケヒトさんにとって彩冷えるは大切な存在ということだろう。彩冷えるを手中に収めたいとかそんなやらしい理由ではないと信じたいが」
フユカ「そういった経緯から、タケヒトさんは今では彩冷えるメンバーから『CEO(=最高経営責任者)』と呼ばれていますね。その後、2019年に彩冷えるとしてメンバーが再集結することになりました」
ミトラ「彩冷えるとして活動を続けるもうまく軌道に乗れずに活動休止し、今年になって正式に解散を発表したな」
フユカ「本来であれば彩冷えるの復活は喜ばしいことだと思ったのですが、あまりコンスタントな活動ではなく、本格的に復活するというより同窓会感が否めず……といったところで。それは以前未虎さんと話したのですが、あの活動は残念でした」
ミトラ「私もナイトメアの様に順調な活動再開を期待していたのだが、残念な終わり方をしてしまったな。タケヒトさんは『AYABIEを彩冷えるに』と言っていたが、彩冷えるでAYABIEの曲はやったのだろうか」
フユカ「ライブでは幾つか演奏していたみたいですよ。夢人さんのボーカルも勿論カッコイイのですが、葵さんのボーカルでAYABIEを聴いてみたいのは確かです。ただ、リテイクアルバムは出ませんでしたね」
ミトラ「"流星"や"SICs"は聴いてみたかったよな。あと、タケヒトさんにとって思い入れがある"Kanon"はタケヒトプロデュースという限定BOXに収録されているらしいが、あれは入手不可なので聴くことができないのが残念だ」
フユカ「"Kanon"……たしかに聴いてみたかったです。色々言いましたが、あくまでAYABIEの体たらくが気に入らなかったということで、曲自体は好きですよ」
ミトラ「それは私も同じだ。夢人さんはHELLBROTHというバンドではボーカルを担当しているので、AYABIEで夢人さんの歌声が気に入った人は聴いてみて欲しいな」
フユカ「AYABIEと彩冷えるは消えて無くなってしまいましたが、これからも聴き続けましょう。というか、喋りすぎましたね……」
ミトラ「過去一喋ったな。まあ、ようやく思っていたことを言ったんだから、これくらい長くなっても仕方ないだろう。本当はあと1時間くらい話したいんだが」
フユカ「あー……アタシはあと3時間は話せます」
彩冷える 関連リンク
*1:仮タイトルやラジオタイトルに用いていた
*2:始動当時。後にギターとボーカルを兼任
*3:Raphaelの華月さんの影響とのこと
*4:シングル「君の声と約束」、アルバム『バージンスノーカラー』収録
*5:アルバム『彩 -irodori-』収録
*6:死冷えると書いて『デスビエ』と読む企画バンド
*7:2018年に風弥さん以外のメンバーを総入れ替えしたが、2020年に動かなくなった
*8:石井秀仁さんは『岸部悪徳』、桜井青さんは『"M"LONDON』、村井研次郎さんは『ジェミニはレジェンド』
*9:ちなみにHOLLOWGRAMのryoさんとthe god and death starsのaieさんによるバンド『KEEL』は第一期終了と発表したが、aieさん曰く『もうKEELが動くことはない』とのことで、そういったパターンもある
*10:ムックはアルバム『壊れたピアノとリビングデッド』の頃、吉田トオルさんを期間限定でメンバーとしていた。その後もサポートとして交流は続いている
*11:他の参加バンドはR指定、カメレオ、ゾロ、DIV、DaizyStripper、DOG inThePWO、ν[NEU]、Moran、アリス十番 / スチームガールズ 仮面女子