登場人物
年齢:25 / 性別:女 / 身長:142cm

喫茶店『緑飴』の経営者。柴田さんがSNSで『"EASY MOTHER"と"BLEEDING"を再録したい』と言っていたが、本当だろうか。
五百木 冬風 (いおぎ ふゆか)
年齢:22 / 性別:女 / 身長:157cm

未虎と話が合う客。前作の延期の件があるので、今後SNSでの新作の近況報告があれば、信じないようにしている。
喫茶店『緑飴』店内──。
フユカ「今日は蘭那さん来ないんですか?」
ミトラ「来る予定だが、まだ時間がかかるそうだ。なので、小永光がアウェイにならないよう、五百木とANTHEMの話でもしようと思う」
フユカ「あー、蘭那さんにはANTHEMを教えてますが、アタシたちが盛り上がると置いてけぼりになりそうですからね」
ミトラ「五百木はBURRN!の最新号を読んだか?」
フユカ「読みましたよ。柴田さん(柴田直人)が表紙なので、ANTHEMについてたくさん語るだろうと、すぐに買いました!」
ミトラ「ロングインタビューということでじっくり読んだのだが、ターニングポイントの話が盛り上がりすぎたのか、ほぼ昔話に花を咲かせていたな」
フユカ「そうですねぇ、最初にトリビュートバンドのTHE JUGGLERを何故今回のツアーで帯同することになったのか、そしてメンバーを選んだ経緯等を語っていますが、途中から過去の歴史についてじっくりと語ったことで、今後についての話はほんの少しだけで終わりましたね」
ミトラ「そうなんだよ。聞いたことあるような話ばかりだったが、40周年という節目なのと親交の深い広瀬編集長と話をしていることもあって、改めて振り返ったのだろう。あと、元メンバーを招集しない旨をしっかりと話していたな」
フユカ「【今のメンバーこそがANTHEM】と言ってますもんね。あと以前、洋也さん(福田洋也)に対して、ANTHEMを演奏してはいけないという禁止令の話をしましたが、柴田さんが設立した会社(合同会社METAL MAN)がANTHEMの権利を持っていることもあって、厳しくしていたんですかね」
ミトラ「かなり徹底しているよな、当然ではあるが。まあでも、そのインタビューの中で気になる話があったではないか。今後出るかも知れない企画盤についてだ」
フユカ「そうです! ベストアルバムとは異なる作品集を制作するという話をしていましたね。キングレコード、ビクター、ユニバーサルミュージック、ワードレコーズの4社に交渉をしているそうですが、上手く進んでいるということで、こちらは楽しみですね」
ミトラ「内容としては代表曲を集めたものではなく、柴田さんの歴史を反映したようなもので、曰く『柴田直人自伝のCD版』とのことだ。"BOUND TO BREAK"や"AWAKE"は内定しているらしいが、産みの苦しみを味わった楽曲が選ばれるそうだな。恐らく"AWAKE"は『NUCLEUS』のバージョンだろう*1」
フユカ「"AWAKE"はドラムの田丸さんもお気に入りの曲ですよね。この企画盤は楽しみです。2枚組だともっと嬉しいのですが、そこは今後の情報を待ちましょう。次に新作についてですね」
ミトラ「以前から新作の制作についての話をインタビューで少し話すことはあるが、40周年の記念として新作からシングルカットをしてリリースするかも知れないという話等、同じような感じの近況報告だったな」
フユカ「今年中に新作の一部を聴かせることが出来る可能性があると話してましたが、聴かせる方法を若干特殊にするそうです。BUCK-TICKの試聴会みたいなものかと思いますが、新作の制作が進んでいるのは嬉しいですね」
ミトラ「ただ、『CRIMSON & JET BLACK』を超える作品を作るのは当然なので簡単には作れない、前作とはベクトルが異なる作風になる、現時点でまだ柴田さん自身にハマる楽曲がない……ということで、作品の完成は恐らく来年は無いだろうな」
フユカ「そ、そうですね……『CRIMSON & JET BLACK』の延期で若干辟易していたのですが、次の作品がそれの更に上を行くんですから……柴田さんは40周年という年について、ファンの人たちにピュアに恩返しをするという思いが強い年だと言ってましたが、制作していくうちに45周年に突入しそうで心配ですね……」
ミトラ「まあ、なるかも知れないな。柴田さんは妥協を一切しない人だから、そう簡単に作品が出来ることはないだろう。その分、クオリティの高いアルバムがいつか聴けるという嬉しさがあるのは間違いないのだが」
フユカ「ですねぇ。アルバムが作られないワケじゃないので、気長に待ちましょうか」
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*1:『BLACK EMPIRE』収録のバージョンは坂本英三がボーカル